会社を辞めるかどうか
皆さんこんにちは!
先日会社の後輩に相談事をされたのでその時に話したことを皆さんにもシェアできればと思い、今回のブログを書いていきます。
先日会社の後輩に相談された内容はこんな内容でした。
「会社を辞めようと思うんですけどどう思いますか?」
正直今の時代終身雇用というのは死語になりつつありますし、転職というのはごく普通のことだと思います。
ただ今回相談してきた後輩は新卒入社で現在入社して約1年半という状況です。
辞めたい理由を聞くとこのような内容でした。
①「入社する前に抱いていた仕事内容と違う」
②「どれだけ売り上げを上げても給料はさほど変わらない」
③「会社の将来に不安がある」
他にも細かな理由はありましたが、上記3点が主な理由でした。
皆さんはこのような相談をされたらどのようにアドバイスないしは返答をしますか?
僕が答えた内容はこうです。
①についてはこう回答しました。
そもそも入社前にどんなイメージを持っていたかは分かりませんが、入社1年半程度で責任のある大きな仕事を自分の裁量でできるのというのは少し無理な話。
ベンチャー企業等であれば可能かもしれないが、僕たちが所属している会社は1部上場の創立100年以上経っているメーカー。
なんだかんだ年功序列の風土が残っている会社では余程の能力・資格等がなければ無理な話。
それが出来ると思って入社したのであればそれは就活中の企業研究・分析が甘すぎた。
もっと責任を与えられ裁量の大きい仕事をしたいのであればベンチャー企業でやっていく覚悟が必要。
②はこのように回答いたしました。
ウチの会社は歩合制ではないので毎月の給料に自分の売り上げが反映されることこの先もない。
予算に対する売り上げの達成度合いが反映されるのはボーナスのみ。
これは歩合制を取っていない企業であればほとんどの企業が同じような感じ。
自分がやったらやった分だけ給料が欲しいのであれば、完全歩合制の企業に転職をするか独立するしかない。
③についてはこのような回答です。
今のご時世どこの企業も将来が安泰という企業はない。
とてつもないスピードで社会が変化している中でそのスピード感についていけなければどこの企業も必ず衰退していく。
現に1部上場企業の中でもトップクラスの規模を誇るソフトバンクでさえも一つの投資を失敗しただけで大損害を受けもう一度同規模の失敗をすると潰れるかもしれないと言われているくらい社会はシビア。
会社の将来を不安に思うよりも自分のスキルや思考・人間性を向上することで自分自身の社会価値を上げていくべき。
以上のような少し厳しい回答をしました。
「石の上にも3年」という諺がりよく上司や先輩・親にも言われることがあると思います。
この諺を考えた人はすごいなと思う反面、僕はこの諺が大嫌いです。
よく聞いてきたから嫌いということもありますが、そもそも石の上だから3年入れるだけで石のようにしっかりした土台でなければ3年もいれませんよ。
パワハラやセクハラなどの「〜ハラ」と言われるハラスメントが横行していたり、給与が期日通りの振り込まれない、訳のわからない理不尽な上司しかいないような会社で3年も我慢する必要はありません。
身体を壊してしまったり、自殺を考えてしまうくらいに追い込まれるのであればすぐ辞めるべきです。
その時の周りの目や言葉なんて気にする必要全くありません。
自分の身を守るのが第一です。
ただ、仕事が面白くないからとか自分の思い通りにいかないからという理由で仕事を辞めるのはこの先何をしても上手くいかないと思いますし、逃げグセがつくと思います。
今回のような入社1年半で自分の思い通りの仕事ができないとか、面白くないというのは当たり前です。
覚えなければいけないことがまだまだある状態で面白くないのは当たり前ですし、思い通りの仕事ができないなんてどこに行っても同じでしょう。
自分が社長だった場合、入社1年半の新米に責任のある裁量大きい仕事をさせますか?
スーパーエリートで天才的な人であればともかく、僕が社長の立場であれば絶対に任せません。
損害が発生しても余分な資金があったとしてもそこにはお金では買えない「会社の信頼」があります。
人間関係でも同じですが、「信頼」というのは関係を築くのは長い時間がかかりますが「信頼」を失うのは一瞬です。
現代はネット社会なのでよからぬ情報は一瞬で広がります。
そのリスクを承知の上で新米にはそこまで責任のあることは任せられないと思いませんか?
今回は先日会社の後輩に相談されたことで自分自身も今一度考え直す場面があったので記事にしようと思いました。
何事もある程度我慢をしなければいけない時は必ずあります。
その「壁」を乗り越えられなければどこに行ってもまた同じことを繰り返すと僕自身は思っています。
ただ、最終的な決断を下すのは自分自身なので今回僕に相談をしてくれた後輩も僕の考え方も一つの参考として考えてくれたらと思います。
それでは今回はこの辺りで終わります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!